アメリカ(米国)上場株の解説:ハイアット・ホテルズ(Hyatt)

アメリカ(米国)上場株の解説:ハイアット・ホテルズ(Hyatt)

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こんにちは、ハトマメです。

皆さんは、米国株式、Hyatt Hotels (ティッカーシンボル:H)を、ご存じでしょうか?

世界的に有名なホテルグループです。

そこで今回は、同社の概要・特徴について解説します。

■概要

ハイアット・ホテルズは、1950年代に、ロスアンゼルス国際空港のすぐ近くに建設された、モーテルから出発したホテル・チェーンです。

当時のハイアット・ホテルズは、「ジェット時代」が到来したことで、空港近くにビジネスマン向けホテルのニーズが生まれたことにいち早く気が付きました。

そこで、ロスアンゼルス国際空港近くを皮切りに、サンフランシスコやその他の国際空港に隣接するロケーションにも次々にホテルを建設して行ったのです。

その後、世界の主要都市で、世界を飛び回る多忙なエグゼクティブが安心して泊まれるホテルを展開して行きました。

そうした経緯から、ハイアット・ホテルズは「ハイエンドのビジネス客」を主に顧客層としています。

■特徴

2019年における客室単価を比較すると、ハイアット・ホテルズが181.74ドル、マリオット(ティッカーシンボル:MAR)が160.55ドル、ヒルトン(ティッカーシンボル:HLT)が144.79ドルとなっており、ハイアット・ホテルズは、大手ホテル・チェーンでは最も高い部類に入ります。

2020年10月現在、自社所有ホテルが全部で38カ所(1.58万室)あるほか、「ハイアット」のブランドの使用許可や運営ノウハウの提供でフィーを取る、いわゆる“マネージド・アンド・フランチャイズド・ホテル”が900カ所以上(22万室以上)あります。

この自社所有ホテルを大きく増やさない戦略は、「持たない経営」と言い直すことができます。

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